重大争点 政治とカネ 裏金候補公認 無反省を露呈 自民

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「しんぶん赤旗が自民を(裏金事件で)スクープし続けてくれたことへの感謝と応援」―「水曜日のカンパネラ」の元ボーカルでアーティストのコムアイさんがインスタグラムで、女性議員が多いことや気候危機への対策などとともに共産党支持の理由を語っています。参院選公示後の世論調査(「共同」、6日発表)でも、参院選の投票について、自民党裏金事件を「考慮する」「ある程度考慮する」をあわせて57・1%と、政治とカネの問題は有権者の有力な関心事となっています。

 ところが驚くべきことに、裏金事件の当事者である自民党の公約には、裏金事件への反省も企業・団体献金についても記載はありません。石破首相は党首討論でも企業・団体献金の禁止について聞かれ「禁止よりも公開」(2日)と言っただけで口をつぐんでいます。しかも、自民党は参院選で、橋本聖子元内閣特命相や杉田水脈、西田昌司両氏ら15人の「裏金」候補を公認しています。

 公明党は企業・団体献金の存続を前提に、「透明性を高めた上で規制を強化」を主張。裏金議員3人を推薦しています。国民民主党も企業・団体献金容認です。禁止の主張を翻し、自公与党と3月末に容認で合意し、自民党の腐敗政治温存に手を貸しました。

 衆院が与党過半数割れのもとで、日本共産党が主張してきた企業・団体献金禁止が国会で審議されるという変化がもたらされました。共産党は参院に、企業や業界に政治資金パーティー券を売りつけることの禁止を含めた企業・団体献金全面禁止法案を提出しています。

 共産党の参院議員は現在11人で、単独で法案が提出できます。30年間、企業・団体献金の禁止法案を提出してきた共産党が参院選で前進することが、「政治とカネ」の問題を打開する決定的な力になります。

自民党が公認した裏金候補
橋本聖子(比例)   2057

杉田水脈(比例)   1564

宮本周司(石川)   1482

堀井巌(奈良)     876

加田裕之(兵庫)    648

西田昌司(京都)    411

森雅子(福島)     282

長尾敬(比例)     282

赤池誠章(比例)    268

吉川有美(三重)    240

北村経夫(山口)    118

長峯誠(宮崎)     116

酒井庸行(愛知)     58

石田昌宏(比例)     26

高橋はるみ(北海道)   22

※数字は不記載額(万円)

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