山尾志桜里氏が国民民主に離党届 公認撤回に不満 「党の統治能力に疑問」【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年6月13日)

国民民主党から公認を撤回された山尾志桜里氏(50)が離党届を提出しました。山尾氏は玉木雄一郎代表の勧誘から出馬会見までの内幕を暴露し、玉木体制を痛烈に批判しました。
■「極めて異例」山尾氏の公認取り消し
元衆院議員 山尾志桜里氏
「きょうは言及は控えたいと思っています」
10日に参院選の出馬会見を行った山尾氏。8年前の不倫疑惑について繰り返し問われました。
「(Q.男女の関係について認めるのか?)申し訳ありません。この場で新しく言葉を紡ぐことをご容赦いただけたらと思います」
出馬会見の翌日、国民民主党は一転して公認取り消しを発表しました。
政治ジャーナリスト 細川隆三氏
「極めて異例です。30年以上、政治記者しているが、こういう公認の取り消しのケースは初めて」
■「辞退会見提案された」内幕を暴露
12日、山尾氏は2230文字にわたる文書を発表。公認から会見に至るまでの内幕を暴露し、党の対応を猛批判しました。
山尾氏の文書
「昨年来、玉木雄一郎代表より、国民民主党からの国政復帰のお誘いを頂戴していました」
山尾氏と玉木代表は2009年の衆議院選挙で共に初当選した同期で旧知の仲。中道政治を目指し、政治信条も近い関係でした。
2020年に玉木代表が国民民主党を新たに立ち上げた際には、結党メンバー15人のひとりだった山尾氏。4月23日に公認決定の連絡を受けたといいますが、発表について文書でこう明かしました。
「発表は先送りさせてほしい、そして同日予定していた玉木代表・榛葉幹事長同席の記者会見も見送りたいとの説明を受けました」
先月14日になって、国民民主党はようやく公認を発表。発表当日には、国民民主党の街頭演説にも呼ばれ、玉木代表と笑顔で拳を握るツーショット写真を撮影していました。
SNSの声
「どの面下げて国政にもどってきたんだよ」
「政治に携わらないでいただきたい」
見送られていた会見については、10日の開催が決まりました。しかし、党からは想像もしなかったことを伝えられたといいます。
山尾氏の文書
「(代表・幹事長の)同席を希望しましたが、辞退会見であれば同席するとのお答えは大変残念でした」
玉木代表の出馬要請から公認発表、公認取り消しに至る経緯についてはこう明かしました。
「今回問題とされた事柄はすべて公認時に周知されていたことです。正式な公認内定を受けても党の都合で排除されてしまう政党では志ある方も今後立候補の決断に躊躇(ちゅうちょ)してしまうのではないでしょうか」
山尾氏は離党届を提出したことも明らかにしました。
「国民民主党には感謝しつつ、その統治能力には深刻な疑問を抱いておりますので、今後は一線を画させて頂ければと思っております」
■今後の党運営にも影響か
これを受け、玉木代表はこう話しました。
「お誘いしたにもかかわらず公認に至らなかったことについて、率直におわびを申し上げたい」
今後の党運営について、政治ジャーナリストの細川氏はこう話します。
「国民民主党の支持率が調査によっては落ちているところもある。あとは公認したにもかかわらず、すぐに取り消した。非常にこれは国民民主党にとって影響が出る」
(「グッド!モーニング」2025年6月13日放送分より)
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