岩屋外務大臣会見(令和7年1月10日)
英語版(English)https://youtu.be/2CXhoIdAbLc
岩屋毅外務大臣会見記録(要旨)
《令和7年1月10日(金) 10:51~11:08 於:本省会見室》
【主な項目】冒頭発言:
(1)岩屋外務大臣の韓国・フィリピン・パラオ訪問
(2)国連安保理非常任理事国任期の総括
(3)外務省幹部人事
【質疑応答】
◯岩屋外務大臣の韓国訪問
◯米国次期政権の貿易政策
◯岩屋外務大臣のフィリピン訪問
◯岩屋外務大臣の韓国訪問
◯岩屋外務大臣のパラオ訪問
◯国連安保理非常任理事国任期の総括
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◯冒頭発言
(1)岩屋外務大臣の韓国・フィリピン・パラオ訪問
【岩屋外務大臣】まず、冒頭、私(岩屋大臣)から、いくつか報告がございます。
私(岩屋大臣)は、来る13日月曜日から、韓国のソウル、フィリピンのマニラ、パラオのマルキョクを訪問いたします。
韓国におきましては、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官との会談などを通しまして、現下の戦略環境の下、北朝鮮への対応を含め、引き続き、日韓・日米韓が、緊密な連携を確保していくこと。また、両国国民や両国関係の将来を見据えて、国交正常化60周年関連事業を双方で進めていくということを、確認をしたいと思っております。
フィリピンにおきましては、マナロ外相との会談などを通じまして、安全保障・経済分野での二国間協力や、地域・国際情勢の対処に向けた連携の強化に向けまして、日米比、フィリピン、三か国協力の維持強化に向けた協力を確認していきたいと考えております。
パラオにおきましては、ウィップス大統領の2期目の就任式に出席するとともに、同大統領への表敬などを通じまして、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に、重要なパートナーでありますパラオとの「トクベツ」な関係、この「トクベツ」という言葉は、もうパラオの現地語として定着しているそうですけれども、この「トクベツ」な関係を強化してきたいと思います。
また、同じく就任式参加が見込まれる太平洋島嶼国の要人とも会談をいたしまして、昨年の7月に実施した、第10回太平洋・島サミットのフォローアップを行ってまいります。
(2)国連安保理非常任理事国任期の総括
【岩屋外務大臣】それから、我が国は、2023年と2024年の2年間、安保理で理事国を務めました。理事国を務めるのは、今回で、国連加盟国中最多の12回目でございました。先刻、任期を総括する談話を発出したところでございます。
本年は、国連創設80周年に当たります。我が国は、分断や対立が深刻化する国際社会を協調に導くべく、理事国の任期終了後も、引き続いて、国連を中核とした多国間外交を推進し、国際の平和及び安全の実現と維持に、積極的に貢献してまいります。
(3)外務省幹部人事
【岩屋外務大臣】それから、3番目の御報告は人事についてでございます。
本日の閣議で、外務省の幹部人事が承認されました。このあと、資料を配布いたしますが、1月17日付で発令する予定でございます。
岡野正敬(おかの・まさたか)次官は退官いたしますが、令和5年8月から約1年半、国際情勢が激しく揺れ動く中、事務当局のトップとして、政策面はもちろん、マネジメント面においても、冷静かつ力強いリーダーシップを発揮してもらったことに、感謝したいと思います。20日付で、国家安全保障局長に就任すると承知しております。また、内閣官房副長官補を兼ねて、国家安全保障局次長も含む、これまでの外交安全保障分野における幅広い業務経験を生かして、一層活躍してくれるものと期待しております。
そして、岡野次官の後任には、船越健裕(ふなこし・たけひろ)政務担当外務審議官に就任してもらいます。鯰博行(なまず・ひろゆき)アジア大洋州局長がその後任となります。そして、アジア大洋州局長には、金井正彰(かない・まさあき)国際法局長を当てます。
これを受けまして、国際法局長には中村和彦(なかむら・かずひこ)地球規模課題審議官を就任させ、中村亮(なかむら・りょう)南部アジア部長がその後任となります。南部アジア部長には、宮本新吾(みやもと・しんご)大臣官房参事官をあてます。
この新たな体制の下に、引き続き、一丸となって、幅広い外交課題に全力で取り組んでいきたいと考えております。
冒頭、私(岩屋大臣)からは以上です。
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