高市早苗氏陣営にあの「選挙の神様」が加勢! 9候補の名古屋市での演説会を比較してみました

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自民党総裁選(27日投開票)に出馬した9候補は14日、名古屋市内でそろって街頭演説し、地方遊説をスタートさせました。
 自民党をとにかくボロクソに書く日刊ゲンダイが14日、注目すべき記事を掲載しました。高市早苗氏の選対に、1週間ほど前から「選挙の神様」こと藤川晋之助氏が加勢している、と報じているのです。藤川氏と言えば、7月の東京都知事選で、石丸伸二氏(前広島県安芸高田市長)の選挙参謀を務め、元参院議員の蓮舫氏を抜き、次点に押し上げた選挙プランナーとして一躍有名になりました。その藤川氏が加勢した高市陣営は大いに盛り上がっている、と同紙は報じています。
 14日には日本記者クラブ主催の公開討論会も行われました。質問は小泉進次郎氏への解雇規制の緩和、石破茂氏の「原発ゼロ」政策に対して多く他候補から質問があったようです。やはりここが2候補の弱点と踏んでいるのでしょう。逆に高市早苗氏には他候補からの質問はほとんどありませんでした。
 午後6時からは名古屋市に場所を移して、街頭演説会が行われました。僕の印象は、高市早苗さんはやはり政策通で、つけ入る隙が無いな、ということ(拉致問題や憲法改正に言及があっても良かったかもしれませんが)、小林鷹之氏が次の政権で外相か防衛相につけば、面白いだろうな、と思いました。再生可能エネルギーに偏重しない、火力も利用したエネルギー政策を掲げていたのは、好感が持てました。
 上川陽子外相は過去の自身の政策を敷衍するだけ、という感じがして新味に欠ける感じがしました。石破茂・元幹事長は演説がうまいな、という印象です。拍手はやはり石破氏と高市氏に多かった印象です。ただ、石破氏には非常に危うく、看過できない点があるのが、最大のネックですが…。
 小泉進次郎氏は出馬表明会見での「解雇規制の緩和」が反感を買ったのを意識してか、そのフレーズは一切出しませんでしたが、選択的夫婦別姓を訴え、再チャレンジできる社会と言い方こそ変えていますが、解雇規制の緩和には、やはり野心を持っているな、と感じられました。
 茂木敏充幹事長は、減税を訴えました。ただ、その手当てはどこでするのか?については言及がありませんでした。
 加藤勝信氏は国民の所得倍増政策を掲げ、教職員や保育士などの給与を上げる、と訴えました。憲法改正、拉致問題にも少し触れました。
 河野太郎氏はマイナンバーカードの普及で利便性が高まったことを強調し、「市役所の窓口の人を別の部署に移って働いていただける」と成果を強調しました。ただ、「『名古屋では無理だ』と言われる。『だったら名古屋市長を代えれば良い』と河村たかし名古屋市長を当てこすり、相変わらずの性格の悪さを見せていました。
 石破茂氏は自衛隊の成り手が少ないことを挙げ、これで良いのか、と問題提起しました。防災省の設置の必要性についても強調しました。ただ、石破氏の北朝鮮に対する融和姿勢、国交正常化議員連盟の役職に就いている人が推薦人に多いことなど、演説が上手いとはいえ、政策に首肯はできません、僕は。詳しくは動画をご覧ください。

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