「総理になれば早期解散」総裁選出馬表明の小泉進次郎氏 解雇規制見直しを強調 立憲・野田元総理「論戦したくない人ほど早く解散するのでは?」【news23】|TBS NEWS DIG
自民党総裁選への出馬を表明した小泉進次郎元環境大臣。「改革」と「決着」を訴えましたが、これまで過去の発言が物議を醸してきました。解雇規制の見直しも言及。星さんは「危ない橋を渡った」と指摘します。一方、告示前日の立憲民主党は小泉氏に対抗意識を見せています。
■「改革」と「決着」を訴え 小泉進次郎氏が総裁選出馬を表明
小泉進次郎 元環境大臣
「私が総理総裁になったらできるだけ早期に衆議院を解散し、国民の皆さんの信を問うことにしたいと思います」
自民党総裁選への立候補を正式に表明した小泉進次郎元環境大臣。会見で訴えたのは「改革」と「決着」です。
小泉進次郎 元環境大臣
「政治資金問題の当事者となった議員は、国民への説明責任を果たし、選挙で信任を得るまで要職に起用しません」
ただ“裏金議員”を選挙で公認するかについては「新執行部が厳正に判断する」と述べるにとどめました。
また「聖域なき規制改革」として、解雇規制の速やかな見直しも表明。大企業から中小企業へ人材が流れやすくなるといいますが…
――小泉さんが目指すのは、弱肉強食の競争型の新自由主義の経済社会なのでしょうか?
小泉進次郎 元環境大臣
「全く違います。弱肉強食ではなくむしろ一人ひとりが、大企業・中小企業・小規模事業者・スタートアップ、企業の規模や場所を問わず自分があった環境で、働きやすい社会を作りたい」
選択的夫婦別姓については、1年以内に法案を提出し、この問題に「決着」をつけると述べました。
■大臣時代“セクシー”発言で物議も 小泉氏の経験不足を指摘する声
43歳の小泉氏に対しては経験不足を指摘する声も。閣僚経験は環境大臣のみ。大臣時代に「気候変動へ取り組むには楽しくセクシーに」と発言し物議を醸しました。
小泉進次郎 環境大臣(当時)
「どういう意味かと説明すること自体セクシーじゃない」
――会見だと聞きなれないので…
「だからそれを説明すること自体がセクシーじゃない。わかると思いますよ」
温室効果ガスの削減目標について問われた際は…
小泉進次郎 環境大臣(当時)
「くっきりした姿が見えているわけではないですけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が」
――浮かんできた?
「シルエットが浮かんできたんです」
――気候変動問題をめぐる質問で、言葉の軽さが指摘され、閣僚としての資質が問われた。過去の大臣時代の発言をどう総括されているか?
小泉進次郎 元環境大臣
「環境大臣時代の私の発言が、適切に伝わらなかったことがあったとしたら、それは反省してます。しっかりと国民の皆さんに伝えたいことが明確に伝わるように努力をしていきたい」
小泉氏の会見をみた星さんは…
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん
「選択的夫婦別姓については相当歯切れよくね、1年以内にやりますと言ってそれなりに評価を受ける点もあるでしょうけど。
解雇規制を緩和する話に対しては、この問題に詳しい加藤勝信さんとか林芳正さんとか『いやそんな簡単にいきませんよ』とディベートで言われる。各論ではちょっと専門的な知識のある人たちに、言い負かされるという可能性が出てきてるので、危ない橋を渡ったかなというところもありますね」
一方、7日に告示される立憲民主党の代表選。候補者たちは小泉氏に対抗意識を見せています。
立憲民主党 泉健太 代表
「小泉さんが総裁になるなら『だからこそ泉健太でしょう』というふうに言っていきたいですね。負けませんよ。むしろ勝たせていただきます」
立憲民主党 野田佳彦 元総理大臣
「論戦したくないほど早く(衆議院を)解散するんじゃないですか?論戦したくない人ほど、です。そういう本音が明らかになったんじゃないかと思います」
代表選には枝野氏が既に出馬を表明、江田憲司氏と吉田晴美氏も立候補を模索しています。
※7日0時ごろ放送時点
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