【裏金問題】新たに2人の政務官が交代 立憲・泉代表「すべての裏金議員に議員辞職を求めては」 総理は信頼回復への決意強調

岸田首相は、自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐり、新たに収支報告書の不記載が判明した2人の政務官を交代させる方針。
小森総務政務官と加藤国土交通政務官は、いずれも安倍派から受けたキックバックを収支報告書に記載していなかったことがわかり、辞任を決めた。
自民党・安倍派 小森総務政務官「不記載が70万円確認されたところです。まずはおわび申し上げます」
自民党・安倍派 加藤国交政務官「(辞任の意向を固めたということですが?)そうですね。(不記載が)10万円分ありました」
岸田首相は後任人事の調整を進めていて、31日にも新たな政務官が就任する見通し。
一方、衆議院本会議では、岸田首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が行われている。
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トップバッターの立憲民主党の泉代表は、「異次元の不祥事だ」として、キックバック不記載の議員の辞職などを要求したが、岸田首相から踏み込んだ答弁はなかった。
立憲民主党・泉代表「自民党総裁として、すべての裏金議員に議員辞職を求めてはどうですか」
岸田首相「関係者において明確な説明責任を果たすことがまずは重要ですが、しかるべき手順を踏んだうえで対応を考えてまいります」
立憲民主党・泉代表「自民党の全国会議員への収支報告の不記載について、自己申告に基づく調査を行い、作成した不記載議員リストを2月5日の朝までに提出すること」
岸田首相「(収支報告書の)訂正作業が順次行われているところであり、その訂正作業をふまえつつ、可能な情報提供をしてまいります」
また、安倍派幹部や二階元幹事長の政治倫理審査会への出席要求についても、「国会の手続きに基づき判断する事柄だ」とした。
一方、「信なくば立たず」と「論語」の言葉を引用した自民党の渡海政調会長に対して、岸田首相は「解体的な出直し」との表現を用いて、信頼回復への決意を強調した。
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