政治献金の裏金で激震が走る安倍派 萩生田光一政調会長は逮捕されるのか? 総裁選で追い風が吹くのはあの人?

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神戸学院大の上脇博之教授の告発を発端に東京地検特捜部が捜査を始めました。週刊文春の12月7日号で「安倍派23億円 裏金作りを暴く!」という記事が掲載され、注目を集めていましたが、一気に政界が騒然としたのは、12月1日付の朝日新聞1面でした。「安倍派 裏金1億円超か パー券不記載 立件視野」と、特捜部が安倍派をターゲットにして捜査を進めていることが分かり、一気に騒然としたのです。
 裏金1億円超と聞くと、おどろおどろしい感じですが、安倍派には100人近い国会議員が所属しています。過去5年の収入は約6億6000万円です。1人当たり60万円程度ということになります。これが果たして可罰性があるのかどうか、がひとつのキーになると思います。恐らく国会議員を60万円の、しかも賄賂でもないのに立件するのか、と思う方も多いでしょう。
 そこで悪質な1人か2人くらいがターゲットになって立件されるのではないか、と僕は見ています。その最も現在、目立っているのが「安倍派の営業部長」と言われていた池田佳隆・元文部科学副大臣(57)=愛知3区=です。安倍派のパーティ券を購入した企業は愛知県が非常に多いのです。
 また池田元副大臣は萩生田光一政調会長の側近といわれています。ここに萩生田さんの指示や還流した萩生田さんへの資金があれば、萩生田さんも無傷ではないと思います。恐らく特捜部はこの辺をターゲットにしているのではないでしょうか。特捜部周辺を取材すると、そういう感触です。
 また、逮捕されるのか、在宅起訴にするのか、派閥の幹部は立件されるのか、を紐解くには日歯連事件や薗浦健太郎衆院議員の事件が参考になると思います。
 また総裁選や岸田内閣への影響。恐らく支持率はさらに下がり10%台、下手をすると1桁まで下がる可能性も出てきました。岸田さんが来年のアメリカ訪問まで首相でいられるかどうかすら心もとない状況に陥ってきました。そこで総裁選に出馬する「あの人」がキーマンになってくると思うのです。

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